静かに過ごせる空港ラウンジ

「飛行機に搭乗するまでの時間をどう過ごそうか」といつも迷ってしまいます。特にフライトが遅延した際には、手持ち無沙汰になりがちです。飛行機の遅れは1時間単位というのも珍しくありません。

買い物や食事で楽しむのもいいですが、同じ空港では飽きてしまいます。そこで空港ラウンジで過ごすのがおすすめです。空港ラウンジとは大まかに言えば、これからの長旅に備えて身体を休めたり、仕事に集中したりするための部屋となります。

誰もが利用できるロビーにも椅子はあるので、座って休むことはできますが、騒がしいですし、長時間座るには座り心地がよくないことが多く、大きな荷物がある場合は窮屈な思いもします。

一方、空港ラウンジはイスだけでなく、他のインテリアにいたるまで使いやすく、センスのあるものになっており、快適に過ごすことができます。

ロビーよりも静かなので眠りやすく、読書は落ち着いてできます。シャワールームやマッサージ器があったりと、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

空港ラウンジはビジネスマンにこそ嬉しい存在です。パソコンだけでなく、FAXやコピー機も用意されることもあり、他にも次のようなサービスが受けられます。

  たくさんの新聞や雑誌を用意されています。
  海外用携帯電話機の貸し出しがあります。
  トイレが非常に綺麗であります。
  フライト情報の詳細な案内が素早く表示されます。
  北海道だと牛乳、沖縄だとトロピカルドリンクというように名産が味わえます。

また、家族連れの方も重宝します。空港は広いのですが、空港ラウンジならば限られた空間なので、迷子になることもないです。ソフトドリンクは飲み放題が普通であり、アルコールや軽食ですと有料となります。

航空会社系のラウンジは少ない

空港には航空会社が運営する空港ラウンジと、カード会社と提携する空港ラウンジの2種類があります。航空会社が運営する空港ラウンジは、新千歳、羽田、伊丹、福岡などの大きな空港には必ずありますが、地方の小さな空港にはありません。

例えば、新潟、高松、長崎には、ANAもJALも空港ラウンジを用意していません。ちなみにこれら3空港は地方でもそれほどマイナーな空港ではないです。このことから航空会社の空港ラウンジは、日本国内でも数が意外と少ないことがわかります。

さらに航空会社が運営する空港ラウンジは、航空会社の上級会員でないと使えないのが普通です。そこで考えたいのが、カード会社と提携する空港ラウンジです。

こちらのタイプですと、全国の各空港ごとにあります。例えば、JCBカードの一定クラス以上の会員でしたら、国内26ヶ所に加え、ハワイのホノルル空港も使えます。本人は無料で利用できますし、同伴者も1人1,000円程度で利用可能です。

そのため、空港ラウンジが利用可能なクレジットカードのほうが安く済みます。空港ラウンジ付帯のクレジットカードはゴールドクラス以上が多く、年会費は1~3万円程度かかりますが、他にも便利なサービスを設けています。

  国内・海外旅行時の病気やケガの保険が自動付帯で付きます。
  国内・海外旅行時の盗難や損害の保険が自動付帯で付きます。
  航空便の遅延時の損失を補償してくれます。
  現地のATMによるキャッシングができます。
  24時間日本語で助けてくれるサポートデスクが使えます。
  滞在先のホテルのグレードアップや割引料金が適用されます。
  レストランの優先予約、割引、ドリンクサービスなどが受けられます。
  オペラやお笑いライブにいたるまで人気のチケットが先行予約できます。
  デパートなどでの買い物でポイント還元率が高くなります。

このようにカード会社と提携するクレジットカードなら、空港を利用するとき意外の日常生活までもサポートするサービスが充実しています。

プライオリティパス付帯がお得

ゴールドカード以上のクレジットカードだけでも種類が豊富なのは、カード会社が数社もある上に、提携会社ごとに特徴的なラインナップを揃えているからです。そのため、「どのカードにしようか」迷ってしまう人がほとんどでしょう。

そこで空港ラウンジに着目したカード選びでは、利用可能な空港ラウンジの数が多い以外に、海外旅行の保険、サポートデスクの体制などが決め手となります。

しかし、最も人気があるのは「プライオリティパス」を付帯するカードです。プライオリティパスとは全世界の空港ラウンジと提携したサービスの総称で、全世界100ヵ国以上の300都市にある、600ヵ所以上のVIP空港ラウンジが利用可能です。

この数はカード会社と提携する空港ラウンジよりもケタ違いに多いです。例えば、プライオリティパスが付いていないゴールドカードでは、国内では20ヶ所程度の空港ラウンジは使えますが、海外ではハワイのホノルル空港くらいです。

三井住友VISAのプラチナカード会員やゴールドカード会員に到っては、国内27空港の空港ラウンジをカバーしながらも、海外はゼロとなってしまいます。ダイナーズカードは国内30空港と健闘していますが、海外は2箇所程度に留まります。

航空会社による空港ラウンジも同様で、国際線が多くあるJALでさえ、空港ラウンジは世界で25ヶ国程度です。

その点、プライオリティパスはほとんどの国の空港ラウンジが使えます。しかも、搭乗するクラスに関係なく、航空会社の会員だけが利用可能な空港ラウンジも含まれています。

プライオリティパスは空港ラウンジに特化した仕組みです。自由に空港ラウンジを使いたい人はプライオリティパスが付帯するカードを選ぶことが一般的です。

最安値は楽天プレミアムカード

プライオリティパスとはサービス名ですので、クレジットカードと組み合わせずに単独で加入することもできます。

プライオリティパスは3種類の会員があり、値段が上がるごとに、ラウンジの使用可能回数が増えていくというシステムです。最上位の「プレステージ会員」は年間399ドルかかるものの、空港ラウンジが無制限に利用できます。

ただ、プライオリティパス付きのクレジットカードにした方が、クレジットカードによるサービスも付く上、割安にもなるのでお得です。

最もリーズナブルなのが、「楽天プレミアムカード」です。年会費は10,500円ですが空港ラウンジは使い放題と、本家の年会費よりも安くなります。もちろん、旅行保険やトラベルデスクの利用も可能です。誕生日月はポイントが2倍になる楽天ならではのサービスも付きます。

また、「MUFGカード・プラチナアメックス」では世界中で8,000を越えるサービスが受けられる「アメリカン・エキスプレス・セレクト」も付き、年会費は21,000円です。「セゾン・プラチナアメックスカード」や「SBIプラチナカード」も似たようなサービスが受けられます。

プライオリティパス付帯のクレジットカードの年会費は1~5万円以下が一般的ですが、上限額やポイントの付与率でも差が出るため、中には年会費が30万円以上するクレジットカードもあります。